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「正義の教室」を読んだ

正義の教室 善く生きるための哲学入門

正義の教室 善く生きるための哲学入門

飲茶著の本を連続で4冊読んだ後にちょうど新刊が発表されていた。もちろん買って読んだ。この本はアマゾンのランキングにも入っているし売れているみたい。

小説なんだけど登場人物は数人で舞台のほとんどが学校の教室というとても小さな世界。でもそこで語られる話は人類が数千年かけても結論を出せずに悩み続けていること。

SAWというスリラー?映画があるけれどあれの第1作目は1つの部屋だけで話が終始して登場人物も非常に少ない低予算映画だったにも関わらず、話の展開や演出が完璧で観終わった後はしばらく呆然とした。この本も読み終えた後は同じような感覚になった。

善悪に関する価値観を提示するストーリーはよくあるけれど、天才的な哲学者たちが考え抜いた話を土台に展開する本書は一線を画する超良書。大変おすすめの一冊。